1.このコンペティションは、開催記録として投稿されたものを公開する。また、投稿と開催記録をまとめたものを論文誌に投稿する(採択されるとは限らないが、なるべくトップクラスの論文誌を狙う)。知財権利放棄、および投稿の公開、投稿の論文に含めることに対する同意書にサイン・提出していない投稿については、実験、審査共ともに行わない。また、投稿論文として公開、コンペティション論文への掲載も行わない。投稿されなかったものとして扱う。 2.スパム的な意味をなさない投稿、適当に作った投稿、投稿基準を満たさない投稿などは、運営委員会が審査し、実験する意味がないと判断したものは除外し、投稿されたものとして扱わない。なお、この判定については、運営委員会の合意にて判断する。 3.各投稿によって提案された触媒候補については、全体の予算額と実験可能数を超えない範囲で、全員同数の候補を上位から順に、実験により検証を行い評価する。これら実験により検証される触媒候補を、以下、実験触媒とよぶ。なお、データ中にある触媒が投稿された場合は、その触媒は実験触媒から除外する。 4.ただし、合成が困難なもの、危険なもの、価格が際立って高いものなどは投稿された候補から除外する。例えば、全投稿から3つずつ触媒を実験検証する場合、ある投稿の2番候補と3番候補が除外されたとすると、この投稿からは、第1候補、第4候補、第5候補の順で実験触媒となる。また、元素数が3以上の触媒も実験対象外とする。 5.各投稿の実験触媒が0になるほど投稿が多い場合は、運営委員会の審査により、自明なもの、スパム的な投稿を取り払った後に物理的な装置を使った公正公平な抽選によって実験触媒数が1になるように投稿数を調整する。  この抽選によって審査からはずれた投稿については投稿された論文として発表は行わず、コンペティション論文にも掲載しない。 6.実験は、本実験と追試の2回によって、収率を決定する。なるべく公正公平を期すが、実験誤差については考慮せず、この実験の結果を持って評価値とする。 7.焼成が困難であるなどの理由で実験触媒に選ばれ、材料まで購入したものの実験するにいたらなかったものは、収率0とする。 8.収率の上位から3つまでを表彰する。ただし、同一著者による触媒候補が上位3つに2つ以上含まれる場合には、4位以下を繰り上げる 9.同率の触媒候補があった場合は、両者を表彰する。ただし、1位が一つ、2位が3つあったばあいのように1位、あるいは1位2位で3つ以上の投稿が表彰される場合、それ以下の順位は表彰しない。 10.表彰された投稿者には、研究発表会に旅費を支給して招聘し、手法の発表を行ってもらう。辞退することも可能だが、辞退によって順位が変動することはない。 11.発表はオンラインでも可能とする。 12.表彰者には表彰を授与するが、賞金は授与しない。 13.この研究発表会の後日、投稿され実験された全ての触媒候補、投稿論文をまとめた、このコンペの開催記録となるコンペティション論文を出版する。なお、上位入賞者など、コンペしション論文において特に大きく取り上げることとなった投稿者に対して、運営委員会から共著者になるよう申し入れを行う。許諾した場合、あるいは返信がない場合には、共著者には入れないこととする。